と思いつつ、金曜日に図書館で借りてきた東海林さだお氏のエッセイを読んでると(この人のはかなり読んだけど、まだ読んだことのないヤツがあった)、いややはりこの人は日本語のセンスがいい。文章が上手い。難しい表現とふざけた表現を巧みに操れる作家はそういるもんじゃありません。しかも、本業はマンガ家なのに。
「東京湾をクルージングしてフランス料理フルコースを食うツアーに出かけたはずが、違うツアーを申し込んでしまい、当日実際行ってから気がついた」話の最後に書いている『デッキに出て、ただひたすら呆然とし、呆然に飽きたからといってもどうすることもできず、再び呆然とし、呆然に継ぐ呆然で呆然となった』なんて、上手すぎる。こんなセンスの10分の1でもいいから欲しい。
日記5/14
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