ついにWin2000が起動もしなくなってしまいました。別にコンピュータがハードウェア的に壊れたわけではなさそうなので、Win2000になってから初の再インストールを試みることに。しゃーない。Win95/98の時とは違ってWin2000のインストールって時間かかるからやりたくなかったけど。
で、ついでなのでもう一つ。不良セクタがいくらか出ていたので、これが本当の不良セクタがどうか調べるために(ハードディスクが物理的に壊れてしまっている不良セクタならどうしようもないけど、そうでない場合もある)一度フォーマットしたかったんですが、Cドライブには消えてしまっては困るデータがたくさん。ウチはハードディスクをC:D:E:と分けているんですが、不良セクタが出てるのはC:だけだから別にフロッピーからDOSで起動すればファイルのコピーくらい出来ますけど、しかしそれではロングファイルネームが壊れる。せめてセーフモードでWin2000が起動出来ればいいんですがそれもかなわぬ。今のまま上書きインストールは別に出来るけど、うーむ。
というわけで考えた挙げ句の手段:
1.とりあえずCドライブそのままにして、ここにWin95をインストール。ファイルをコピーするためだけにインストールするので圧倒的にインストールにかかる時間の短い95を。
2.Win95上から必要なファイルだけD:にコピー。
3.Cドライブを綺麗さっぱりフォーマット。
4.Win2000を入れ直して元通りの設定に。
本当はDOSからロングファイルネームを完全に扱えるコピーツールかなんかあればいいんですけどね。無かった(泣)。
とりあえず1.2.は何の問題もなく完了。それにしても95のインストールは速い。今のスペックはは「今どきのマシン」とは言い難いとは思いますけどそれでもわずか数分でインストール完了。OSもはやーい。このまま使いたいくらいですな(笑)。しかしまあそれは置いといて、さっさとファイルをD:にコピーして再起動。
さて3.。DOSから「format c:」
…って、あれ、ベリファイフォーマットになってるし。無条件フォーマットしろっての。
/?でオプション見ても… 無条件フォーマットのオプションであるはずの/Uは無い。とりあえずつけてみる。
…効いてる模様。ちゃんとオプション一覧に書け。ついでに「不良セクタをテストする」/Cもつける。
………だめでした(泣)。やっぱり本当の不良セクタだったようで。仕方ない。
しかし、こういう時のためにやはり起動パーティションはNTFSにすべきではありませんな。
※OSによってディスクの管理方法というのは違うんですが、DOS(Win3.1)、Windows95は「FAT16」という管理方法(ファイルシステム)を取っています。Win95の後期版であるWindows95OSR2、それにWindows98、Windows98SE、WindowsMEはこれに加えて「FAT32」というファイルシステムも持っています。FAT16では2GBまでのディスクしか管理できない、さらに、詳しい説明は省きますがディスクの容量が大きくなると、小さいファイルを記録するにもある程度のディスクスペースが必要になってしまう(正確に言うと32KB単位でしか記録が出来ない)ので、その辺を改良したのがFAT32です。で、Microsoftのもう一つのWindows系列であるWindowsNT4、Windows2000、WindowsXPには、これらに加えてさらに「NTFS」というファイルシステムが存在します。セキュリティ面も考慮された(他にも何かあるだろうけどよく知らん)ファイルシステムですが、DOSやWindows95/98ではNTFSフォーマットされたドライブは全く見えません(実は見る方法が無いではないけど標準状態では無理)。
少し余談。DOSやWindows3.1ではファイルの名前というのは8文字+拡張子3文字までしかつけられなかったんですが、Windows95以降では最大255文字まで(だっけ?)つけられるようになりました。これはFAT16や32とは関係ない「VFAT」という拡張が95以降でされたものです。
ま、後は普通のインストールなんですが。しかしこれが時間かかる…。せっかくの3連休の一日目がこれで半日つぶれますな(泣)。