週2回は目黒に仕事で行ってるんですが、ここ数年市ヶ谷だの神保町だの牛込神楽坂だので電車に乗っている時間がいずれも10分ちょっとで、とても本を読んだりといった風では無かったんですが、30分だと何かはできそうです。で、今ンとこその何かはDSだったりするわけですが(笑)。不毛だ。しかもずっと「銀魂 銀時vs土方 かぶき町銀魂大争奪戦」やってるし(いいかげん飽きてるんだけど、銀時2周土方2周してもイベント達成率が7割程度にしかならない…)。
読んでない本は本棚に結構残っているんですが、既に電車で本を読むという文化が自分から失われてしまったようです。リハビリしないとな。とりあえず何から読もうか。お手軽に文庫本と行きたいところですが、文庫本で読んでいないのは超大作ファンタジー「ゴーメンガースト」シリーズ3冊しか無い。リハビリにならねー(笑)。
とりあえず、「A Wrinkle in Time」が手に入ったのでこれから読むか…。都合3回目だな。平均すると10年に1回読んでいる計算になりますな(笑)。なんでこれが翻訳されないのかねえ…。何年も行方不明の父親を捜しに、主人公(超地味)の女の子と自閉症ぎみだけど天才の弟、そして主人公の彼氏と3人で異次元の世界に行くというSFともファンタジーともつかぬ話ですが、何でよかったんだかは僕も全然覚えていません(笑)。やっぱり読まないと。
「銀魂 銀時vs土方 かぶき町銀魂大争奪戦」
はっきり言ってゲーム部分は失敗してると思います。ただ、ストーリーやキャラクター同士の会話は「銀魂」そのものですので、そちらを楽しむ分には良い作品と言えるでしょう。
何が失敗かというと、そもそもどのようなゲームシステムかをまず説明しなければなりませんが、
ゲームスタート時に銀時か土方を選び、万事屋視点か真選組視点かをまず選択。銀時なら神楽と新八、土方なら沖田・近藤を連れてかぶき町界隈を練り歩きながら色んなキャラクターと会話をしてストーリーを進め、要所要所で「銀玉バトル」と呼ばれる戦闘を行います。
「銀玉」とは町のあちこちに落ちているパチンコ玉のような小さい銀色の玉で、それぞれに攻撃や防御などの効果が書かれています。実際には「銀魂」に登場した様々なもの人やセリフが書かれています(何故このようなものが突如町に現れて、道ばたにバラまかれているかはストーリーの結末に直結してしまうのでヒミツ)。まあ要はTCGのカードを「玉」に置き換えただけですが(笑)。
銀玉は大別して3種類に分かれます。
「喧嘩銀玉」物理的な攻撃・防御に使います。攻撃なら「マムシZ」「ジャスタウェイ」「虎鉄ちゃん」などのアイテムや「神楽」「沖田」「松平」などのキャラなど、防御なら「酢昆布」「パフェ」「土方スペシャル」など(笑)。
「言霊銀玉」精神的な攻撃・防御に使います。全てセリフです。「切腹しろ切腹しろ切腹しろ」「腎臓ってふたつもあるの邪魔じゃね?」「ヅラ」などなど。
「効果銀玉」自キャラの攻撃力や防御力のUP、敵キャラステータスの減少、など補助的な効果を持ちます。
自分や敵のステータスには「体力」「精神力」があり、「喧嘩銀玉」なら体力へ、「言霊銀玉」なら精神力へダメージが入ります。どちらか一方でも0になると負けです(片方が0になってしまうともう片方が満タンでも負け)。
「喧嘩銀玉」は1種類あたり99個まで持てますが、使うたびに消費します。「言霊銀玉」は1種類は1つしか持てませんが(同じものを再度手に入れることもあるが無視される)、一度入手すればなくなることはありません(1回の戦闘では1種類ごとに1度しか使えないが、使ってもなくならない)。で、「喧嘩銀玉」は種類による強弱はあれども相手によって効果が変わることはありませんが、「言霊銀玉」は2種類あり、どの相手にも同じダメージを与えるものと、ある特定の敵にのみ莫大なダメージを与えて、それ以外の敵には全く効果が無いものと分かれます(例えば上に書いたものでは「ヅラ」は当然桂にだけダメージが入ります)。
で、何が問題かというと、この特定の相手にだけダメージを与える言霊銀玉が強力すぎるのです。少なくても半分、多いときは一気に7割程度の精神ダメージを与えます。で、一人の相手に一種類しか無いわけでも無いので、まあ序盤は種類が少ないですからどうにもならない場合もありますが、終盤になって色々揃ってくるともうほぼ負けることはありません。さすがに(補助効果無しで)一撃で100%のダメージは与えられませんが、相手の弱点の言霊銀玉を二つも持っていればもう勝ち確定。
例えば土方でやっていると銀時と何度も戦いますが、僕もまだ全部は揃えていないものの、今手持ちの中だけでも銀時に大ダメージを与える言霊銀玉は
「え?パフェ?アンタ年いくつ?」
「ジャンプって…てめーいつまで少年のつもり?」
「天パじゃなきゃモテモテだろうになァ」
「結野アナって結婚してるんだ。知らなかった?」
の4種類があります(笑)。まあ4つも弱点があるのはむしろ多い方ですが、序盤で出てくる銀時も終盤で出てくる銀時も、多少は強くなっているかも?しれませんが大して変わらないので、後になればなるほど楽になってしまうという矛盾。本来は喧嘩銀玉の残り数に気をつけながら進めなければならないのでしょうが、使い減りしない言霊銀玉が強力すぎるせいで喧嘩銀玉を使う場面がほとんどありません。マトモに喧嘩銀玉を使うのはせいぜいラスボスくらい(彼に大ダメージを与える言霊銀玉もありますが、体力がそれまでの敵とは比較にならないくらい多くて削りきれない。削りきれないと、1戦闘で1種類につき1回しか使えない言霊銀玉は不利)。まあ、ここぞとばかりにラスボスで強力な喧嘩銀玉を後先考えずにバンバン出せるのは痛快ですが(笑)。
あと、回復アイテムでは銀時専用の「宇治金時丼」、土方専用の「土方スペシャル」が強力すぎ。両方とも体力をほぼ全快できる上に、敵に若干の精神ダメージを与えるというオマケつき(笑)。しかも、この精神ダメージはどんな防御効果をもってしても一切防げません(笑)。防御用喧嘩銀玉なので1個は1回使うと無くなってしまいますが、終盤はこれらがバンバン手に入るので全くストックに困ることはありません。
まあ、戦闘そのものを楽しむゲームでは無さそうです(笑)。じゃあゲームである必要無いじゃん!!いや全くその通り。
唯一戦闘で楽しいのは、この特定の敵にだけ効果がある言霊銀玉が誰に効くのかを調べたりすることですかね。必ず一種類がある
一人だけというわけでもなくて、
「メガネ割って地味なキャラにしてやろうか?」→新八、さっちゃん、長谷川
「この国には天人なんざいらねーんだ!」→天人なら誰でも(神楽でも(笑))
「ほとんどマフィアだな!てめーら!!」→真選組(+松平のとっつあん)なら誰でも
てな感じで、まあ大体は原作知ってれば分かりやすいんですが(笑)、たまによくわからないのもあったり。
もちろん、特定の誰かにしか効かないものもあります。
「何 コレ?アート?え?料理??」
「Sの星から来た王子かてめー!」
「お妙さんって許嫁がいるんだぜ!」
(あえて説明無し)
一種類だけ「おまえはジャ○アンか?」これが誰に効くのか分からない…。