日別アーカイブ: 2003/08/25

日記8/25

「Mr.Fullswing」
「魔球X」…???プッ。せめて「エリプスハンター」くらいの名前はつけて欲しいですな。魔球Xじゃ「プリンセスナイン」レベルですがな(笑)。ワシが小学生の頃の「あばれ!隼」だってもっとマシな名前つけてたぞ。

しかも、根本的な問題として。「カミソリカーブ」は当然元大洋ホエールズ平松の「カミソリシュート」から来ているんでしょうけど、この平松のシュートは高速で右バッターのふところをえぐる球だったわけですから「カミソリ」の名前はピッタリなんですが、カーブって変化球は原理的にストレートよりは遅いわけですから「カミソリ」はあり得ないような気が…。まあいいか今更……。

「ボールの真下を空振り」云々も過去にドカベンで全く同じネタがありましたな。全くこやつは。きっとそのうち誰かが「秘打!」とか言いだすに5000ガバス。いや、「超打!」とかそんな感じかね(笑)。

「デ・ジ・キャラットにょ」
先週のを見ないまま今週はリアルタイムで見てしまったんですが、2本目の最後で久しぶりに「思わず笑って」しまいました。こういうありきたりでネタバレバレのギャグでもやり方次第では笑えるのね?。

やすしがため込んだ大量のオモチャを処分すべくフリマを開いたでじこ。しかし当然全く売れず。で、憔悴しきったところに宇宙服っぽいきぐるみを着たナゾの男がやってきて(当然バレバレのやすし)「それを全部ください」
でじこ「あ、あなたのお名前は!?」
やすし「…………宇宙。」
くだらんとは思いますけど、本当にここで大爆笑してしまったんです。ワタシ。いや、名乗りの選択肢としてもうこれ以外には考えられません(笑)。
で、完売してルンルン気分(超死語)のでじこが家に帰ると、当然売れたはずのオモチャの山が家の中に復活。さっきの「宇宙」さんがやすしだったことが分かったでじこはブチ切れて「燃えてしまえッ!目からビイイイイイイムッッッ!!!!!!」そして爆発。
文字で書くと何てこと無いですけど、ここのテンポが本当に良かった。勢いだけでオトすというコサキンばりのオチでしたが、これは完璧にハマってました。これで作画がよければねえ?(この回は本当にひどい絵だった)。

日記8/24(実際は22?23)

さて、自分ちに帰ってきた落ち着いたんで週末の顛末でも。

ワタシ、旅行先を最初に聞いたあとずっと忘れてまして(笑)、
「木曽だか飛騨だかあの辺」つー認識しか無かったんですけど、行ってみたら黒部ダム。今回はバスツアーで。バスツアーなんて初めてです。まあ厳密に言うと中・高の修学旅行はバスツアーだったんでしょうけど、いずれにせよそれ以来ですから10年ぶりだったわけで。

横浜駅から出発だったんですが、これが金曜の朝7:20。親と待ち合わせしたのが6:45だったんで、ワタシは家を5時頃には出なければ行けなかったわけです。というわけで前の日サッサと寝て4時半には起きようと思っていたんですが、帰ってきたのが意外と遅くてその後なんやかやをしていたらいつの間にか1:00。これはもう寝てしまったらアカンと考え直してそのまま起きてました(泣)。

とは言っても、もう若くも無いわけで一睡もしなかったら死にます。横浜まで行く電車の中で一時間弱は寝られますが、足りるわけが無いので風呂に入りながらちょっとだけ寝ることにしました。少しだけ寝たいときは大体こうしてます。風呂で1時間も2時間も寝られないんで(笑)。中にはそれが出来る人も居るみたいですが。

6:20に横浜に着いたんで、25分ほど時間を潰そうとドトールに入ろうとしたら…行列(汗)。こんな時間に(汗)。少し歩けばもっと広いドトールがあるんでそっちに行ってみたら…そちらは7:00開店(泣)。コンビニでちょこっと何か買って飲もうと思っても、横浜駅って駅近くにコンビニが無いんですわこれが。何年経っても変わらん。つーか、NEWDAYSくらい作れよ、JR。もしかしたらあったのかもしれないけど。思い切り余談ですけどNEWDAYSの鶏五目おこわおにぎりはスゲーうまいですな。今ハマッてよく仕事の帰りに買って食ってます。

仕方がないのでさっきのドトールに戻って行列に並び、アイスコーヒー買って飲む。席は全て埋まってるので立ち飲み。何なんだこの混みかた。

6:45、親と合流してバス乗り場に向かう。で予定通り出発。周りはオッサンオバチャンばかり。予想はしていましたが。オマケに23人しか来なかったんで、バスもちっちゃい観光バス。

一日目は、黒部峡谷のトロッコ電車とかいうのに乗るだけ。何せ7:20に横浜を出てもトロッコ電車の出発点である宇奈月に着くのが15:00なんで、それ以上何かをするのは無理なんです(笑)。

ジジババが多いからか、途中かなり頻繁にパーキングエリアに止まります。それともバスツアーってのはこんなもんなんでしょうか。何せ初めてなんで分かりませんが。昼時は上信越自動車道の松代P.A.。他は大体20分休憩でしたが、ここだけ40分ほど。まあ昼メシ食うわけですから当たり前なんですが。ここのソバはパーキングエリアの分際ですげーうまかったです。生そばだし。とろろ飯とのセットも¥600くらいで、この店は是非市ヶ谷に欲しいです(笑)。出来たら毎日通うぞ(出来るわけが無いけど)。

予定より早めに宇奈月に着いてしまったんですが、トロッコ電車は団体予約がかかっていたのでこれはどうにもなりません。しかもメチャ混みでとても他の便に乗れるような状況ではないし。これって普通に個人で来たら乗るのが大変かもしれません。

すぐ近くに美術館があったんでヒマつぶして、15:30に乗車。

…なんと、駅員、売り子のオバチャン、観光地によく居るようなカメラスタッフ等々ホームに居る全員が手を振ってくれます(笑)。もう町あげての観光客受け入れ態勢が凄い。あっけに取られてしまいました(笑)。

このトロッコ電車は、元々黒部周辺の開発のために引かれた線だそうですが、結構前から一般にも開放されているとのことです。「トロッコ」つーので最初は「インディ・ジョーンズ魔宮の伝説」みたいのを想像したんですが、どっちかっつーと遊園地にあるような屋根付き窓無しの電車でした。例えるなら西武ドームとかか(そんな)。ちなみに、客を乗せ始めた初期にはキップに「安全の保証はしません」と書かれていたそうです。今はもう無いですけど。

峡谷を走る電車なんで、さすがに景色は素晴らしいものがあります。しかも、思いっきり晴天。ひたすら自然、自然、自然を見るわけで、雨でも降ろうものなら旅の目的は途端にゼロになってしまうというある意味恐ろしいツアーなんですがここまで晴れてくれるともう何も言うことはありません。

時間的な制約で、途中の鐘釣という駅で一旦降りて、50分ほどヒマを潰して戻るんですがこの鐘釣がまた何も無い(笑)。旅館が2軒(名前はちゃんとあるが「くずれ荘」とか「つぶれ荘」という名前が似合いそうな宿)ありますが別に泊まるわけでも無いのでやること無し。

景色をブラブラ見ながら自販機でビールを買って飲みつつなんとか時間を過ごしました。ただのスーパードライでしたけど、これが何だかスンゲーうまかった。何故だ。

帰りは来た線を戻るだけ。写真を撮りつつヒマ潰し。電車に乗りながら写真撮るような状況だと、デジカメのレスポンスの遅さにはちょっと参ります。連写で撮って1枚くらいマトモそうなのが撮れることを期待するという手法を思いついたんですが、それは次の日の事でした(泣)。

宇奈月に戻ったのが18:40頃。そのまますぐ近くにあるその日の宿に向かって着いたのが18:50。

で、夕食が19:00から(爆)。休むヒマが全くありません。料理はなかなかマトモでその点は良かったんですが。

ここは温泉なんで飯の後は当然…なわけなんですが、ウチらを含めて団体がいくつか入ってたんでメシの直後に浴場に行ったらとんでもねーことになってるだろうと予想して、時間をずらして23:00過ぎに温泉へ。朝4時から始まってようやく一息つけた感じです、ここで。まあよくあるパターンで内風呂と露天風呂だったんですが、露天風呂がえらくヌルい。長めに入るにはちょうど良かったですけど。

風呂入ったらもう寝るだけです。つーか寝させろ(笑)。全く温泉宿に来て部屋に置いてあるお菓子に手をつけなかったなんて初めてだぞ(笑)。

23日朝。昨日も書きましたが、朝メシが6:30から、出発が7:20というアホみたいなスケジュールだったんでまた朝から慌ただしく。まあその中でもバイキング形式の朝食だったんで死ぬほど食いましたが(笑)。全く貧乏性でいけねえ。

2日目の行程は、立山アルペンルートという、立山ちゅう所から最後黒部ダムまで色んな
乗り物を乗り継いで向かうというこれまたせわしないもの。7:20に宿を出発して立山に9:00過ぎに到着。ここからまずケーブルカーに7分ほど乗って、美女平という所に着きます。美女平という場所は美女杉という馬鹿でかい杉が2本立っているところから付いた名前だそうですが、美女杉の名前の由来は教えてもらえませんでした(笑)。ちなみに杉の現物を見ても何故「美女」なのかはサッパリ分かりませんでしたが(笑)。

美女平から次は室堂という場所までバス(今まで乗ってきたのとは別の、ここ専用の)。室堂が大体標高2.500mほどなのでそこまで上がってゆくわけですが、この景色が素晴らしい。高原、高原、高原。遠くに見える山々や途中見える日本一落差の大きい「称名滝」など、50分乗っていても全く飽きません。で、このバスに乗っているときに上に書いた「連写でマトモな写真が一枚くらい撮れるのを期待する」方法を思いつきました。ほとんどうまく行きませんでしたけど(泣)。

室堂に到着。火口湖である「みくりが池」など見どころは黒部ダムについで色々ある場所なんですが、ここも一時間しか自由時間が無いので池を見て昼メシ食ったら(ここでちょうど昼)もう終わり。『「みくりが池」など』と書いたのは、要するにそれしか見られなかったんで他がよく分からんのです(泣)。山の上の方とかも行ってみたかったんですが、それをするにはここで丸一日滞在しないと無理でしょうな。2?3日居てもいいくらい気持ちのいい場所でした。ちなみに室堂は「日本で一番星に近い駅」として認定されているそうです。駅といってもバスとトロリーバスしか走っていないのでちょいと反則な気もしますが(笑)。

次は室堂から山の真下をトロリーバスで抜けて山の向こうの大観峰という場所。トロリーバスつうのは、まあ要するにパンタグラフ付きの電気バスです。日本にはもうここと、あと後ほど出てくるものしか無いらしいですが、最初から最後までトンネルなここでは排気ガスを出さないトロリーバスは重宝されている模様。電車ほどの設備も必要無いし。

大観峰の景色も大したもんですが、ここだともう室堂よりいくらか下ってしまっているので先ほどよりはちょっとムニャムニャ。ただ、山を越えたのでここだと黒部ダムが眼下に見えます。しかしダムは間近で見なければ意味が無いわけで以下略。展望台は工事中で入れなかったし。

連中もそれは分かっているらしく、ここには、ここにしか無い「幻の酒」というものが売られています。当然ここで作られたものでは無いし、「幻の」とか言ってるわりには平気で醸造アルコールとか使ってるんで買いませんでした(笑)。

ここから次の「黒部平」まではロープウェイ。乗車時間は7分ほどですが、支柱が途中に一つもありません。乗ってみるとそうでもありませんが、端から見るととても恐ろしい光景です。端から見る分にはあれが切れるところとか見てみたいですけど(笑)。

黒部平は大観峰に輪をかけて何もありません。その分みやげ屋が充実しています(笑)。途中どの場所にもソバ屋がありましたな、そういえば。室堂でしか食べませんでしたけど。

ここからは、再度ケーブルカーに乗ります。そして黒部ダムの「こっち側」に到着(別にこっちだのあっちだの関係無いんですが便宜上書きたかったんでカギかっこ付きでひとつよろしゅう)。で、ダムの上を歩きながら「あっち側」へ渡るわけなんですが。

いやなんて言いますかね。ヘタに言葉で書くと陳腐になりますな。でも写真は載せていないんでこれを言葉で表現しないことには何もならんのですが(笑)。黒部ダムは「アーチ式ドーム越流型ダム」という方式だそうで、アーチ式ダムは「貯水した水の圧力を両岸の山で受け止める方式で、他方式のダムに比べ、ダム体積が小さいためコンクリート量が少なく、建設工期が短く経済的なことが特長です」だそうですがそれでも7年かかったらしいです。それでこのダムの大きさを少しでも感じられるでしょうか。難しいですね(笑)。

この期間は毎日放水が行われているそうで、この日も当然水が凄い勢いで噴き出しています。毎秒10tだそうです。どのくらいなのか全然見当がつきません(笑)。水は1l=1kgですから、毎秒1万リットルということですな。よく「東京ドーム何杯分」という言い方をしますが、東京ドームの容積は124万立方メートルだそうですので、東京ドームの1/1240000000ですな(1立方メートルは1000リットル)。全く参考になりません(笑)。2リットルのPETボトルで5000本分。おおそれは凄い。

晴天のおかげもあるのでしょうか、吹き出し口に虹がかかっています。かなり高いところから見るので別に水がかかったりはしませんが、いっそかかってもいいくらいの天気でしたな。

ゆっくり見ていたかったですが、ここもそんなに時間的余裕は無く30分ほどしか居られませんでした。しかも、ダムのこっち側からあっち側まで800m歩いたりするのもその時間の中に含まれるわけで。

ここからまたトロリーバスに乗って扇沢という場所に出て、後はもう帰るだけです。で結局横浜に戻ってきたのが21:00。本当にせわしない2日間でした。

一回行ってみるには本当にオススメの場所なんですが、ツアーで行くとそれぞれの場所でゆっくりは出来ないし、個人で行くと乗り物に乗るのにえらく待たされてしまう(団体だと予約が入っていますから確実に乗れますが、個人だとかなり悲惨なことになっていた模様)。しかも、今回は行き帰りのバス代宿代乗り物代全て込みで3万でしたが、普通に立山から扇沢までそれぞれの乗り物にカネ払ってくとそれだけで1万くらいになるらしいです。

どういう風に行くのが正解なんでしょうね。個人的には、もし次行くとしたら室堂に1泊してあの辺をじっくりと回ってみたいですけど…。

この日記始まって以来最長の日記。これ一撃で書き込めるのか(汗)。