日記4/13の2

「ゾンビローン」
このタイトルから何を思い浮かべるでしょうか。なんとなく思い浮かぶ物があるのではないでしょうか。それです(笑)。

一度死んだ身ながら、莫大な借金とともに「渡し守」と契約を交わしてゾンビとして行きかえり、そしてその借金返済のためにこの世に存在してはならない不法のゾンビどもを狩る、そんな男どもと、生身の人間ながら普通の人には見えない「死人にだけ存在する首の黒い輪」が見えてしまうがためにその戦いに巻き込まれてしまった女の子の物語。化け物どもと戦う話ですがPeach-Pitの絵柄が根本的にホラーに向いていないために全然怖くない(笑)。他の2作には感じなかったんですが、この漫画にだけは「ヲタ漫画特有の絵の見づらさ」がありますねえ。なんとか頑張って読みました(笑)。

でも、こんなすさんだ(笑)話でもやはり「やさしさ」が垣間見えてしまう。きっと自分の作り出したキャラクターを大切にする人なんだろうなあ、という気がします。敵には容赦ないですが(笑)、主人公の周りには悪い人はいません。それは、「ローゼンメイデン」「DearS」も同じこと。こんな話でもほのぼの。僕がコミックBIRZで他にただ一つマトモに読んでいる「東京赤ずきん」なんてのは「エロ」「グロ」と極太のマッキーで殴り書きしたような漫画ですが(笑)。

それにしても「ゾンビに殺されると殺された人間もゾンビ」って本当の元ネタは何なんでしょうね。ブラム・ストーカー?いや僕はアレを読んでいないので果たしてそれにそのようなシーンがあるかどうかすら分からないのですが。あと、ヴァンパイアとゾンビ、グールやリッチやワイトなんてのは元々違う文化圏の化け物だったと思うんですが、これに「アンデッド」というジャンルづけをしてひとまとめにしたのは誰だったんでしょうね。実によく考えたもんだと思いますが。

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