起きたらやっぱり雨。でも激しい雨では無かったので、予定通りに出かけることにしました。王子まで歩いて、南北線で東大前で降りてテクテク。この「松本かつぢ展」をやっている弥生美術館というのは東大の裏の辺鄙なところにひっそりとたたずんでいますが、まあ駅から遠くはありません。根津駅からも同じくらいの距離のようです。ちょっと散歩する気があるなら上野からも歩けます。
松本かつぢは、昭和の前半に活躍したイラストレーターであり漫画家です。某サイトの、東京の美術館の企画展一覧を見ていたら見てみたくなりまして。
いや、本当に僕は不勉強だったと思い知りました。この人凄すぎる。ここに彼を紹介しているサイトがあります。是非見て下さい。少女向け雑誌の挿し絵や、絵本、漫画などを描いていますが、自由自在に絵柄を変えられるのが(そしてそのどれもが非常にうまい!)凄い。漫画の内容は正直あまり…ですが、まあ時代を考えたらしょうがないでしょう。思わず本まで買ってしまいました。ミュシャもそうですが、商業作家として成功した人って創作意欲が本当に凄い。羨ましい。絵を一枚描くのにグダグダしている誰かとは大違い(泣)。
漫画「くるくるクルミちゃん」は掲載誌を変えながら足かけ35年連載されたと書いてありましたが、僕はタイトルすら知りませんでした。「日本で最初の、日本中で大人気になったキャラクター」ということでしたが、何故現在は全くと言っていいほど廃れてしまったのでしょう。まあ確かに今風か、というと決してそうではありませんが、レトロなものも何かともてはやされたりすることが多いですから絵柄の古さだけでは片づけられないでしょう。もったいない。なんとか今風にアレンジできないものでしょうか。とは言っても、作者本人が亡くなって20年も経ってますから何をどうやっても別物になってしまいますが…。
人気キャラクター商品には避けられないニセモノまでわざわざコーナーをもうけて展示していました(笑)。このニセモノっぷりがまたたまらない。もういかにもニセモノ。ここに見せられないのが残念。
美術館自体は小さかったですが、展示の数はそれなりにあって、1時間以上かなり楽しんで出ました。併設の喫茶店のカレーがうまそうだったのでここで昼を食べようかと迷いましたが、まだ少し早かったのでスルー。
次は横山大観記念館。彼の家を利用した美術館といか何というか、まあ「記念館」ですか。美術館と呼べるほど絵の点数はありませんでした(大観自身の絵は4?5点くらいだったかな?)。場所柄ジジババばっかりで何となく居づらい(笑)。
まだ雨は降っていましたが、庭はこの雨のおかげで非常に風情がある景色になっていました。これはよかった。
2階にあがると、大観の絵とともに、掛け軸に彼の仲間の小川芋銭の河童の絵が飾られていましたが、これが非常にユーモラス。テーブルに来場者ノートが置かれていましたが、この河童をラクガキしたやつの多いこと多いこと(笑)。特に、おそらくジジババに連れられてきたのであろう子供の絵が多い。子供の目にはこれくらいしか目をひくものが無かったんでしょうね。
不忍池を突っ切って、国立博物館へ。ちょうど企画展が終わったばかりで常設のみの落ち着いた状態で、常設だけを見たい人間にはちょうどよかったです。何やら常設の配置が変わったということでしたので見たかったんですが…。
…配置が変わっただけで、展示されているものは変わっていませんでした(泣)。一回りして退場。おわり。
せっかくここまで来たので、アメ横でインドカレー食ってからアキハバラへ。相変わらず週末はメイドだらけです(笑)。自作パーツ屋を数軒回ってから帰宅。miniSDカードが随分安くなりました。あきば某?では1GBが¥3499。買ってもよかったですが、音楽は専用プレイヤーを使っている身としてはそんなに大容量のカードをZERO3に刺しても使い道が無い。レジストリを書き換えれば、パソコンとUSBで接続したときにUSBマスストレージユニットとして認識できるのでUSBメモリーの代わりになることはなるんですが、認識するのが異常に遅いんですよ。最悪数分かかったり。そんなわけで実用性には乏しい。動画を入れておいても、結局外では見ないし(笑)。皆さんは1GBのフラッシュメモリーとか何に使ってるんですかね。
「鋼鉄天使くるみPURE」で、くるみが力を使うとき?でしたっけ全然覚えてませんが、に言う「くるくるくるみーーー!」って「くるくるクルミちゃん」が元ネタ?脇役のオネエちゃんに平気で「与那嶺かなめ」とか言う名前をつける番組でしたから(笑)、あり得る。
「くるみPURE」と言えばもちろん寺門仁美たむですが、今一体何をやっていることやら…と思ったら、いつの間にかブログが…。
…なんて頭の悪い(笑)文章の書き方…。でも許す。このコなら許す。他の人間だったなら瞬殺だが(笑)。
ああでもやっぱりカワイイ。のたうち回るほどカワイイ。「くるみPURE」は録画数話分しか残していなかったんですが、DVD買うか。本人的には間違いなく黒歴史だろうけど。