日記1/15

いや、たった今今週の「どれみ」を見ましたが、先々週をノーテンキな忘年会、先週をこれまたキーになる話のひとつでありながら軽い話であった「ハナちゃんの大冒険」に配置して正解だったと思いまする。もしその前のあいこパパ失業話やら登校拒否児の復帰話に続いて連続で今週の話だったら…とか思うとさすがにどれもいい話とは言っても気が滅入ります(笑)。

話の中で難題を解決する決め手に「偶然」はよくありますが、当然偶然は偶然に過ぎないわけですのでそれを見ている側に完全に納得させることは出来ません。それを説明しようとしたって屁理屈をこねるだけになります。ですから偶然は偶然として、いかにそれを自然に見せるかという演出にかかってくると思うのですが、このあたり非常に良かったように思います。何しろ今回に関しては偶然につぐ偶然のおかげで解決したようなものですから(笑)、それが不自然な成り行きだと「なんじゃゴルァ」になってしまう。しかももうシリーズのクライマックスにかなり近づいていて、しかもしかも第一作から見ている方はあの悪夢の「#」ラストがまだ記憶に残っていますので、またスタッフがヘマをやらかしてシリーズまるごと台無しにしないかとちょっと違う意味でドキドキハラハラ(笑)。

今回の話:
前フリで、どれみがハナちゃんに「ハナちゃんのためにの形をしたクッキー」を作る。
最後のパティシエ試験。先々代の女王の呪いを解くためには、先々代の女王の思い出のお菓子の作り方が載った「幻のレシピ」が必要。しかし、レシピ日記のそのページは破られて紛失しており、先々代の女王専属シェフであったマジョロクサーヌの記憶も消されている。しかしマジョロクサーヌはそのお菓子を食べれば思い出すと断言、最後のパティシエ試験は全く手がかりなしでその幻のお菓子を作る試験となる。

最後の対戦相手マジョバニラは、ももこの死んだ師匠であるマジョモンローにうり二つ。マジョバニラとマジョモンローは同じバラの枝から生まれたと聞き(人間から魔女になった魔女以外の、魔女界で生まれる魔女は花から生まれる)、ももこは脳裏に当時の思い出が蘇って作業が手につかない。

そのお菓子とは、先々代の女王が人間界の男からプロポーズされたときにもらった物であるとの話を聞き、5人は色々考えてみるが結論は出ない。そこへ、心配の余りかけつけたマジョリカ、ぽっぷ、ハナちゃんの三名が。はづきはハナちゃんを見て、昼間に偶然どれみが作った「ハナちゃんだから花の形のクッキー」を思い出し、この場合にもあてはまるのではないかと(根拠もなく)推測。女王に先々代の女王の名前を聞くと「マジョトゥルビオン」であると言う。

それを聞き先ほどから思い出に浸っていたももこが、マジョモンローの店(洋菓子屋)に偶然同じ名前のお菓子「トゥルビオン」があったことを思い出す。残った少ない時間でそれを完成させる5人。

マジョロクサーヌは完成したお菓子を食べるが、やはり分からないという。そこへ、偶然居合わせたハナちゃんが先週復活した魔力でいとも簡単に記憶を取り戻させる。はづきのあまり根拠の無い推測は当たっていたのであった。5人はパティシエ試験に合格し、先々代の女王の呪いを解くカギも手に入って皆万々歳。

いや、ストーリーだけ書くとこんな感じですけど、かなり泣けます。ストーリーを分かりやすく書くためにあえて泣ける部分は詳しく書きませんでしたけど。マジョモンローの店にトゥルビオンがあったのは完全に偶然ですが、それを思い出すきっかけになった「マジョモンローとマジョバニラが似ている」のも偶然ですね。これが全て仕組まれていたのなら、少なくとも女王様はこのお菓子が何であったかを知っていなくてはなりませんし、元々先々代の女王本人以外に知っていたのはマジョロクサーヌだけで、その記憶も消されていたわけですから。で、もし女王がそのレシピを知っていたのならそれを使って既に何かしらの手を打っていなければおかしい。魔女界にとって、特に魔女界を治める女王にとって先々代の女王の呪いは常に頭痛のタネであり、手が打てるものならとっくに打っていたはずです。

別にアラ探しがしたいとか、そう言うことではありません。むしろよくぞここまでまとめ上げたと絶賛したい。「人間に魔女であることを見破られた魔女は魔女ガエルになってしまう」というのは第一作からありましたが、これが先々代の女王の呪いの所業である、ということにしたのは「#」での後付け設定だったので。この件は「も?っと」で解決されるのでしょうか?それともまだ引っ張るのでしょうか?

「この呪いを解くには100年に一度、ウィッチークイーンローズより生まれる強大な魔力を持った魔女であるハナちゃんの力が必要」
「現時点ではハナちゃんはまだ赤ん坊(強大な魔力の片鱗はのぞかせているけれど)」
「次の『どっか?ん』では成長したハナちゃんが登場(成長したハナちゃんは大谷育江がそのまま声当てるようで、やれ嬉しや)」
これらから考えると、「4作目まで引っ張るか?」と思えなくもないですが。まあ私の予想は大体はずれますので(笑)。

そういえば、予想がはずれると言えば、去年アギトについていくつか上げた予想がことごとくはずれそうで(泣)。
・「人間の進歩の恐ろしさが番組のテーマの一つである?」…全然関係なかったですね。これについては単に「小沢澄子という天才が一人いた」というだけのことでした(笑)。
・「最後、事件を振り返って語るのは現場の人間でありながらアギト化しなかった氷川がふさわしい」…また話が急展開しているので最後がどうなるか本当に分かりませんが、どうもこれも違うのではないかと最近思い始めた(笑)。北條の方がふさわしいかな?と最近思っていたけれど、今週「アギトは恐ろしい」とか言ってG3着てアギトを攻撃したりしてるしこのヒト。
本当、最後の最後まで見ないと全容が語れません。井上敏樹は恐ろしい脚本家です(笑)。

余談:「パラッパラッパー」知らないうちに終わっていた…(泣)。1/11最終って、一体何時にやったんだ?いつもの時間の予約録画には入っていなかったゾイ!

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