日記9/21の2

「仮面ライダーファイズ」
まああちこちで言われててワタシも前に書いた気もしますが、ファイズに変身できる条件からして主人公乾巧はオルフェノクなのかなあ…とは思っていましたが、やはり。

しかし、ワタシは劇中でその課程が見られるのかと思ったら、どうやら彼は元からオルフェノクだったのかもしれませんな。でも、そうすると第一話の「俺には夢がない」と言った理由も、第一話で「初めて」オルフェノクを見たときにそれほど驚かなかったことも、合点がいきますが。「オルフェノクの中にも人間の心を残したものがいる」と彼が信じようとしたのも、彼にとっては切実だったのかもしれません。もしオルフェノクになってしまった人間全てが人間の心をなくしてしまうとしたら、彼もそうなってしまった、ということになりますし…。

異形のものになってしまったことで夢が費えてしまう…というと、同じ井上脚本の「アギト」の葦原涼(ギルス)もそうでしたな。彼は最終回近くで「夢なんかなくたって生きていける。平凡に生きていきたい、それが俺の夢だ」と、いい意味で開き直りましたが、果たして我らがイヌタク君は。彼にも、昔は涼にとっての水泳のような将来を託す夢があったんでしょうか。「アギト」の場合は主人公がノーテンキな家庭菜園野郎だったために涼の悲しい部分はそれほどクローズアップされませんでしたが、こちらは主人公ですから。なんとも悲しい物語です。本当にハッピーエンドになってほしい。「SEED」なんかはもう全員死のうがワタシの知ったことではありませんが(笑)。

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