今日は録画を見る日…と思ったんですが、突如アキハバラに。自転車欲しくなったのさ。
いや、そりゃあ前買った自転車が五体満足だったら別にいるわけも無いんですが、パンクしてしばらくチャリ置き場に置いておいたらいつの間にか無くなってるし(泣)。というわけでアキハバラのドンキホーテへ(安いのでいい)。
…魔が差して、折り畳みチャリを買ってしまいました…。いや、スピード出ないのは承知の上。その方が体力使うかなと思って(笑)
しかし!これほど乗りづらいモンだとは思わなかった!重さが無いからフラつくハンドル、乗って1分でケツの痛くなるサドル。まさに全てを犠牲にしてコンパクトにしたというところですか。まあ、このテもちゃんとお金を出せばそれなりのがあるんでしょうが…(今回は無名の1万円ナリ)。
で、帰ってきてからはちゃんと見ましたよ。とりあえず2番組溜めてしまっていたので…
「レジェンズ」「魔法少女隊アルス」
どちらも話の根幹をなすストーリーは重く暗いものですが、これほど対照的になってしまったのは監督の差でしょうか。どちらがいいとか悪いとかでは無いですけど。
大地監督は、いつも雰囲気が暗くなりすぎないように気を使いますね。まあ、今回に関しては明らかなお子様向けですし、なおかつ「地球にとって有害な存在となってしまった人間を滅ぼす『レジェンズウォー』」という重いテーマを扱っているのでなおさらそうなってしまうんでしょうが。
「十兵衛ちゃん」でもそうでしたが、結局状況を完全に把握しているのは黒幕ただ一人なので、主人公側が何が起こっているかを分かっていない分緊迫感に欠けるようにしています。それにしても今回の主人公はノーテンキ過ぎ&頭悪すぎですが(笑)。自分で戦うわけじゃないからなおさらかな。このテの「主人公は自分で戦わず何かを呼び出して戦わせる型」(まあぶっちゃけポケモン型と言ってしまってもいいと思いますが)の作品は、主人公は戦いの場面になると傍観者になってしまいますんで普通のアニメ以上に主人公と「何か」の友情や絆を描くことが重要視されてきましたが、いやこの「レジェンズ」は(笑)。
特に、先週までの数話は「主人公のシュウ達を巻き込んでしまったことを申し訳なく思ったウィンドラゴン・シロンがシュウのもとを去り、自ら敵の本拠地に乗り込もうとしますが、結局シュウが居ないと自分の力を発揮できないばかりか、消耗しつづける体を回復することすらできないと悟ってシュウのもとに戻るという、まあこのテの普通の作品でしたら中盤のこの話で一気に二人の絆が深まる…というところですが、「レジェンズ」では、シュウはシロンが去ったことを全然意に介さないばかりか、結局はシロンを探しに行くんですがその理由は「みんなで花火大会を見に来たのに、シロンが居ないとな?んかしっくり来ない」という(笑)。まあ、これも当然友情表現の一つではあるわけですが、別に再開したからって何も深まっていないところが(笑)。
もう一人のレジェンズ使い、火のサーガ・ディーノとブレイズドラゴン・グリードは逆に普通の「そういうアニメ」的な関係です。しかも、ディーノは成金パパに箱入りで育てられて友達が一人も居なかったもんですから、この「友達」グリードに対する思い入れは非常に強い(まるでこっちの方が主人公みたいだ(笑))。さらにそこにグリードとかつて組んでいたウォルフィ&リーオンまで押しかけてきて、「まるで家族みたい」と、とても幸せ。
しかしこの三人のユニット名「G.W.ニコル」って(笑)。「グリードのG!」「ウォルフィーのW!」「そして、リーオンのニコル!」「なんでニコルなの!」もう完全に漫才トリオ。そして悪ノリは続きます。大勢のガーゴイルを引き連れてきた敵に対して三人で立ち向かうも、光のヒモのようなものでくっついてしまうんですがこれが何なのかは本人達も分からず(笑)。レジェンズが合体した「エレメンタル・レギオン」かと思いきや、「ただくっついただけ」(笑)。それでも、状況も分からないのに「なあ、三人で何か凄い技出せるんじゃねーの!?」「一応エレメンタル・レギオンっぽいし」「かもな」「試しにやってみるか!?」で、三人でテキトーに「G.W.ニコルビーーーーム!!」とか叫んでみたら、凄まじいビームが発生して敵全滅(笑)。「強いなあ、G.W.ニコル」「大したもんだな、G.W.ニコル」「悪くねえなあ」「ニコルの意味、わかんねーけどな」と悦にいる三人(笑)。相変わらずこの監督は、本当のシンの部分以外はこんな感じで(笑)。まあ、このシンの部分をきちんと描きますから最終回のラストは本当に綺麗に決まりますし、また泣けるんですが。
「greed」って「貪欲」って意味なので、大体この名前のキャラは悪役のしかも相当悪い方に使われるもんですが、このアニメに限ってはグリード、いいヤツです(笑)。
「レジェンズ」に関して書きすぎたんで、もう一つの方を忘れてしまいました(笑)。いや、言いたかったのは「とにかく暗い話なのはいいんだけど、アルスのオヤジギャグのせいで暗さが増すじゃないか!」ということです(笑)。しきたりを守るだけで閉ざされた世界を保守的に生きているだけの魔女界、科学万能な世界になってしまい魔法がすたれてしまった魔族界、そしてその両方を変えてゆこうと孤軍奮闘するアルス…な話なのはいいんですが、その変えようとしている本人が雰囲気をさらに暗くしてどうする(笑)。