感動

昨日今日と、「ちょっとここんとこ酒飲み過ぎだよなあ…今日は飲まないように」とか思うと、人に誘われるというのはどういうことだ(笑)。まあそれにかこつけて酔の助で飲めたのは良かったですが。マグロのカマ焼きが今日無かったのはちょいと痛かった(泣)。あの店のアレは最高にうまいんですがねえ。

「ローゼンメイデン」
言うまでもなく原作です。2ヶ月の「体調不良による休養」とやらを乗り越えて復活したその話は…本当は昨日書きたかったんですが、昨日はベロベロだったので、まだ正気をなんとか保っている今、書きます。

…展開はいくつかありましたが、まあポイントはただ一点。水銀燈がついに、めぐに契約の指輪を渡しますが…そのシーン。めぐが飛び上がるほど喜び、「はいっ、水銀燈から嵌めさせて」「…やぁよ、自分でつけなさい」とやりあったあと、観念した水銀燈が指輪を自分でめぐの指へ。めぐはベッドのシーツを二人にかぶせて、「雰囲気でるでしょ?」そして、「病めるときも、健やかなるときも…あ…私病みっぱなしだけど」

そしてこのカット。

…こんなの男には絶対に描けないシーンですよ。つくづく素晴らしい。これのどこが萌え漫画なんでしょうか。「萌え」とか言われるとあくまでそれがメインであり内容は二の次的な意味合いを含んでいると思いますが、こんな場面を描ける漫画(小説とかも含んでいいよこの際)が他にどれだけあるというんでしょう。

決して恋愛感情では無い、恋愛感情に発展することも無い。基本的には利害関係で結ばれている二人。片方はまだ若い身空で何年も治る見込みの無い病の床につき、いっそ死んでしまいたいと思っているところに、人間の命の力を使って能力を行使する人形が現れたので「どうぞ私の命を使い切って」と、変な意味ですが全幅の信頼を置いている。片方は、ライバルにジャンク呼ばわりされた後に「ジャンクなんて言って悪かったわ」と素直に謝られ混乱しているところに心臓が「ジャンク」な人間に出会ってしまい、「ジャンク」な自分は(原作では明らかにはなっていませんがおそらく水銀燈には「ジャンク」と言われて思い当たることがあるんでしょう)どんな手段を使ってでも(「お父様に会う」という)目的を達そうとしているのに、マスターとして選んだ人間は完全に自分の命を諦めて水銀燈によろこんでその命を差し出しますと言われ相当困惑。利害関係は一致している、おたがいに目的は達成できるのに…水銀燈にとっては釈然としない。

正直水銀燈もめぐも僕は好きでも何でもありませんが、でも「ローゼンメイデン」のここまでで一番よかったシーンはと聞かれたら、ここと言ってしまうかも。

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