日別アーカイブ: 2006/03/28

久しぶりに放映日に見た

「アニマル横町」
「どき☆どき幼稚園の巻」
なんつー意味無し話(コサキン的な「意味ネー!」じゃなくて単に意味が無い)…。オチが無いにもほどがある。どう考えても後半に引っ張るための終わり方にしか見えなかったのに、後半は後半で関係ない話。なんだったんだ一体(笑)。新キャラである幼稚園の先生の顔見せのためだけだったとしか言いようが無い。

ただ、まあ、えーと、とても子供向けにはなれないネタが(笑)。
「くーちゃんの観音様、なんて素晴らしいんだぁ???!!!」
「くーちゃんの観音様、最高だったぜ!!!」
脚本が宇能鴻一郎だったら凄い意味になっていたところでしたね(笑)。
(宇能鴻一郎はこんな文体じゃないけど、他にエロ小説作家が思いつかない)

「どき☆どきまさか?お別れの巻」
「いきなりお別れ?実は単なる勘違い」という定番の話。いや、定番ネタはいいんですよ。むしろ、子供向けはあらゆる「定番」をちゃんと通るべきだと思う。だからこそ、その定番をどのように料理するかが重要。そういう意味では…

うーん微妙(笑)。よくなくは無かったです。もうちょっとインパクトが欲しかったですが。最近は某国の作画も上達したもんだと「アニ横」を見る限りは思っていたんですが、「定番だからこそ気合いを入れなければならない」というのが分かってない。その辺がまだですかね(まあそりゃそうだろうが。定番が定番ってしらねーんだから)。

アニ横後のCM。

全く「ナルニア」まで映画化ですよ。次は「ザンス」あたりでしょうか(笑)。ちなみに「ゴーメンガースト」シリーズはエゲレスで映像化されましたね。見たい。原作は高校生のときに図書館で借りて20ページくらいで挫折しまして、ついこの間やっと3冊自前で揃えましたが、まあこれは死ぬまでに読めればいいやと(笑)。

どうせなら「最後のユニコーン」を映像にしやがれ。いやこれはドイツだかオランダだかデンマークだかで映像化したとかしないとかもの凄く昔に聞いたことがあったようなないような(笑)。かつて僕がハヤカワFTを読みあさった後、唯一僕の本棚に残った1冊です。正直中学生のとき以来読み返していませんし内容なんて全く覚えちゃいませんが(笑)、素晴らしい小説だったのは覚えています。おそらく美化されている部分もあるでしょうから、実はその辺も怖くて読み返していないんですが(笑)。

あと、映像化してほしいファンタジー(つーかSFか)と言ったら、残念ながら日本では未訳ですが「a Wrinkle in Time」。僕は小学2年から6年までアメリカに居たんですが、5年生のときの「国語」(向こうの国語ですから英語ですけど)で授業に使ったジュブナイルSF小説です。確か向こうで何かの賞取ってたはずですが、こんな無茶苦茶な設定のファンタジーを授業に使うあたりブッ飛んだ学校だったかもしれません(公立ですよ)。実は高校生のとき手に入れて再度読んだんですが…やっぱりあまり覚えてない(泣)。本どっか行っちゃってるし(泣)。3部作で、小学校のとき読まなかった続編も含めて全部手に入れたんですけど…。本当にどこ行っちゃったんだろう。また欲しいなあ。amazonだと普通にありますね。amazon使ったこと無いんですけど。どんなもんなんでしょうかね。

内容は例によって(笑)あまり覚えていないので、amazonにあったのを転載↓。オブラートに包みすぎだと思いますけど。

『英語ペラペラキッズ(だけにじゃもったいない)ブックス』 より
天体物理学者のジャックがある日、妻と子どもたちを残してこつ然と姿を消した。14歳の娘のメグとその同級生カルビン、そしてまだ幼児だが天才的なチャールズ・ウオーレスの3人は、魔女のような不思議な3人の婦人、ワッツイットさんらの道案内で、ジャックを捜す時空の旅に出る。たどり着いたところは、暗黒の惑星カマゾッツ、そこではある悪の力が人間の社会を支配していた。3人の子どもたちはそれぞれの力を出し合い、ジャックを見つけ出し、無事に元の世界に戻っていく。
本書は、主対象読者であるティーンが日常で悩むことや、興味をもつことがらをちりばめながら、物語としての面白さと文学性をもち合わせた秀作だ。キャラクター設定が絶妙で、読者は男女問わず主人公たちの誰かしらに自己投影することができそうだ。
また、本書から聞こえてくる「普通じゃない」ということに対する励ましの声は、そのことで悩む子どもたちの心に響くだろう。(え)
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googleで、”a Wrinkle in Time” “a Wind in the Door” “a Swiftly Tilting Planet”と3部全てのタイトルでand検索しても(ダブルクォーテーションでくくると、その単語の並びになっているものしか対象にしません)62300件ヒットです。もう20年以上経っているはずなのに凄い人気ですね。

…なんで、そんな作品が翻訳されていないんだ???

付け足しの方が圧倒的に長くなっちゃった(汗)。正直今はファンタジーからはすっかり離れてしまいましたからねえ…。単なるジジイの昔話ですな(泣)。全く僕が中高の頃に「ロード・オブ・ザ・リング」の映画やってたらもう狂喜乱舞で見に行ってたでしょうにねえ。まあ、その辺を取り戻すべく文芸座のオールナイトは参加する所存ですが(笑)。