旅二日目。疲れすぎました。写真はまた後で…。
7:00。宿の朝食。まあよくあるビジネスホテルの朝食バイキングですが、品数がとても少ない。けどまあ普通においしくいただきました。別にあれこれ選べなくてもねえ。宇都宮のホテルニューイタヤは凄かったですが(スゲー品数の上にヤクルトまで飲み放題)、まああのレベルは普通ありえないわ。十分十分。
8:00。とりえあず大湊から下北へ一駅だけ電車に乗ります。ホテルの入り口から駅の入り口までは歩いて20秒くらい。すばらしいw。こんな一日に10本も無いような電車でも、毎日通勤通学に使っている人はいるわけで、それなりに乗っています。しかし、もっと寂れた場所を想像していたんですが、車はかなり走ってます。まあその割りには店がアレでナニな気はしますが。
電車に乗るのはほんの数分ですが、下北駅から恐山に向かうバスは9:10。一時間待たなけりゃいけないんですが、何にもない(泣)。一応駅前にGEOはありますが、まだ開いてないし。しかたないのでバスの待合室でさきほどのホテルでもらってきた下北観光のパンフなど読む。結構なボリュームがあって、意外に時間がつぶせたw。しかし、駅前にロッカーがあれば大きな荷物は預けてから恐山に行きたかったんですが、ない(泣)。結局荷物全てを抱えたままお山へ。
9:10。バス乗車。このバスも一日3本ですよ。乗り過ごしたら目も当てられません。この時間乗ったのは僕を含めて3人。まあ、平日だし…。
9:50。恐山着。このバスには三人でしたが、平日にもかかわらず観光バスやら自家用車は結構います。まあジジババばっかりですが。天気は曇ったり雨降ったり晴れたりが目まぐるしく変わる、もう何がなんだかわからないまさに山の天気。写真が撮りづらいったらありゃしない。バスを降りた瞬間からイオウのにおいが辺り一面に。
リアルな賽の河原。まあ、リアルとは言ってもここに積まれた石を崩す鬼はおりませんが。でも、やっぱり子供を亡くした人たちがここに来て、石を置いていったり風車を刺していったりするそうです。ここは常に風が吹いているので刺した風車はすぐに回りだします。それが、まるで死んだ子供がそこで遊んでいるように見えるという話は聞いていて切ない。
血の池地獄。本当に血が固まったようなドス黒い色をした水がたまっている場所。藻かなにかでしょうか?そして、その隣は湖なのに綺麗な白浜、そして青い湖。自然にできたにしては出来すぎです。そりゃ誰が見たってここを霊場にしようと思うわw。
一通り見たあとで、境内に自由に入れる温泉があるというのでそちらへ。草津の共同浴場のような、建物の中に簡易な脱衣所と風呂桶だけがある質素な温泉です。これがメインでもないので、参拝者は結構いますが誰も入っていません(タダなのに)。独り占め!イオウのにおいの非常にきつい、そしてガリガリ君ソーダ味のような青い温泉はかなりPHが低いらしくあまり長い時間入るなとの但し書きが。となりの宇曽利湖も同じくらいの強酸性ですが、なんとその中でもある種のウグイだけ住んでいるそうです。通常のウグイとは違って、この環境で体を溶かさずに生きていける機構を獲得した種らしいです。さすがに卵は溶けてしまうので、産卵だけこの湖に流れ込んでいる沢のうち、中性のを選んで遡上して行うと。進化の機能ってのは恐ろしいですね。
風呂も含めて一時間ちょいで一回りで11:00過ぎ。ところが次のバスは12:30。もう何もやることがない(泣)。今日は昼食は抜くつもりでしたが、朝もバイキングの割りにはそんなに食べなかったし後ここにある施設で行ってないのは食堂だけなので、昼飯をここで食べることにしました。そばとラーメンとカレーしかない店。とりあえずラーメン。
出来るの早ッ!そしてラーメン一杯なんぞすぐ腹の中(のびちゃうし)。20分しか稼げなかった(泣)。あとはしょうがないので待合所でまたパンフを読む。Willcomはもちろんのこと、Docomoすら圏外だったので会社のノートも使えず…。
12:30またバスに乗り、下北駅へ戻る。そして次の電車までここでまた一時間待たなけりゃならん。今度は駅前のGEOが開いたので、古本を漁って何とか時間をつぶす。冷やかしただけじゃなくてちゃんと二冊買ってあげましたよ?
しかし、恐山に行くなら、大湊まで行かずに下北で降りて、むつバスターミナルまでタクシーで行き、その近くの宿を取って明朝バスターミナルから恐山行きに乗るのが正解でした。かなり間違えた感じ。学習しましたが、また来ることはあるんだろうか…。
14:18大湊線に乗る。僕が乗った三回、全て1両編成。そして、最後に乗ったこいつは快速でして、この1両のまんま野辺地をこえて青森まで行くのですよ。東北本線をたった1両の電車が走っているのは、いつも上野とかしか見ていない人間にとってはかなりショックですw。
16:20青森着。次は函館行きのスーパー白鳥ですが、また一時間待ち。まあここは青森駅ですのでいくらでも時間がつぶせる。駅ビルに無印が入っていたので、デジタル関連の小物を入れる袋とTシャツをまとめるための袋を買いました。これでバックパックの中が少しはまとまるかな。もうかなりゴチャゴチャで。しかし、こういう長旅のときはどういうバッグが一番いいんだろうか。一週間もの旅なんてまずしませんからまあいらんと言えばいらんのですが…(8年ぶりくらい?)。
スーパー白鳥19号が青森駅を発車したころは、もう真っ暗。田舎の夜というのは本当に真っ暗なので、せっかくの青函トンネルですが、一体どこが外でどこがトンネルだったのかよくわがんねw。まあ、初めてではないからいいか…。帰りは見れますしね。
19:20函館着。一体何年ぶり。日記を検索したら何も載ってないから10年以上前か??何か僕の覚えている函館とかなり様変わりしているんですが…。駅舎がピカピカ。前は駅内は食堂が一軒だったのに、今は二階にレストラン街までできてる。
泊まるホテル(函館温泉ホテル)は駅から少し距離があるんですが、最初は歩こうと思っていたものの今日は疲れすぎ。荷物も重いので、タクシー使っちゃいました。で、着いて荷物を降ろしてからゴハン食べに行こうと思っていたら…このホテルの周りなんもねーーー!!真っ暗!!素泊まりのプランしか取れなかったのでホテルのレストランは使えないし、あとホテル内にはラーメン屋しかないし。
とりあえずとぼとぼ駅方面に歩いてみる。10分弱歩いたところで居酒屋数軒発見。結局ホテルから一番近い居酒屋に入る。生カキ(巨大)、ホタテ刺身(巨大)。そして銀ダラの焼き物が絶品!間違いなく生涯食べたタラの中で一番うまかった。正直ほかのメニューは巨大なだけで味はフツーだったので「はずれか…」と思っていましたが、最後に救われた。
ドンブリものもあったので食べようかどうか迷いましたが、どうせホテルは素泊まりなのでドンブリは明朝、朝市に行って食べようかと。で、ホテルに戻ってきましたが、なんだかんだで今日は相当疲れて腹もかなり減っていたので、ラーメンも食ってしまいました(泣)。
で、ホテルの温泉へ。海に近いからでしょうか、東京湾沿いにある黒湯みたいな温泉ですね。黄土色で底が見えないくらい濁っていて、唇に触れるとものすごくしょっぱい。そしてここのは熱い。さらにサウナと水風呂がありますが、水風呂はとんでもなく冷たい。まあこの熱いのと冷たいのをかなり行き来しましたわ。余計疲れたかもw。
そして今に至る。明日は雨みたいですね。五稜郭を見たかったんですが、様子見かな(五稜郭以外の函館の大概の観光場所は前回見たので)。場合によっては駅周辺でgdgdして昼すぎたら明日の宿泊地(濁川温泉)へサッサと行ってしまおうか。
さすがにこれだけの文章で写真一枚も無いと殺風景なので、一枚だけ。
目まぐるしく変わる天気の中、晴れた瞬間に運よく撮れた一枚。かなり彩度上げましたがw。