日別アーカイブ: 2005/06/01

日記6/1

今日お客から連絡があって、また多少の時間的余裕が出来てしまいました。で、帰ってきてしまった。

どうして自分は徹底的に追い込まれないとやれないんでしょうか。仕事でも趣味でも。このペースだと金曜に地獄を見るのは分かりきっているのに。自分はマゾなのか、もしかして(笑)。

「Do tomorrow what you can do today」を座右の銘にしようか(こんなことの解説をするのもアホらしいですが、もちろん本来は逆でっせ)。

「ローゼンメイデン」
人形達の話とジュンの話。交差しているようで、そうで無いようで。でも、今号を読むと、やはりどこかでつながってはいたんだと、そう思わせるような話。

先月号で、突然訪ねてきた担任にいらんことを思い出させられ、また部屋にこもってしまったジュン。「寝てしまえば全部忘れられる」とばかりに寝てしまいますが、その夢の世界で「何かいらないものを抱え込んだ人が目をつむって歩いてきた」末にたどり着いた「9秒前の白」。そして、そこには蒼星石(の意識)が。「つらい現実も、大切な人の声も届かない」その世界の中で、蒼星石はジュンに「君には帰るべき場所がある。手を離してはいけない誰かがいる」と伝えて、ジュンのために帰り道を探してくれます。形をとどめていない、ただの意識の塊のジュンを蒼星石は自分の知っている人間だとは分かっていませんが。

もちろん、蒼星石にだって帰るべき場所も手を離してはいけない誰かも居るんです。別の夢の世界で「寂しいですよぅ…」と泣いている翠星石の姿は、それでも彼女には見えません。双子ゆえ「二人でひとつ」のような状況、それを嫌がってあえて翠星石の手を振りきってしまった彼女には。(気をつけないと、蒼星石のことは「彼」と書いてしまいそうだ(笑))

自分を失ってしまったジュンがたどってゆく道とは「記憶の道」。自分の幼少時代の記憶。さすらいの人形師の演じる人形劇を見ている自分。その人形劇は、何百年も生きて、何回も名前を変えながら自分の人形の娘に完璧な命を与えようとしている人形師の話。そして、その劇中の人形師とはジュンの目の前にいる人形師その人。そう、ジュンは小さい頃に「ローゼン」に出会っていたのでした。もしかしたらマスターになった人間は全員そうなのかもね。

ここからは説明のほとんど無い憶測の部分ですが、ある日ローゼンは人形に命を吹き込むことの出来る石(?)「ローザミスティカ」を作ることに成功します。ただ、肝心の人形の方が何体作っても自分が納得のいく完璧なものにならない。それぞれを動かすために、結局たった一つのローザミスティカを7つに割って、7体の人形に命を吹き込んだのでしょうか。何でそれが「ローザミスティカのカケラを全て集めたドールがお父様の目指す『アリス』に孵化できる」というような話になっているのかは分かりませんが(笑)。「仮面ライダー龍騎」のライダー達みたいに真紅達はかつがれているんでしょうか(←こういうストーリーだとよく「龍騎」に例えますが、似たもの同士が戦うというジャンルの話においては「龍騎」は出色の出来だったんだなあと今更ながら思う)

そして、記憶の道をたどってゆくとラプラスの魔が現れ、ジュンの記憶を取り戻させます。ヒキコモリの原因になってしまったアレを。苦しむジュン。「僕を見ないで…」と心の中で叫ぶと、それに交差する言葉が突然。「誰もこんな私を見ないで…」。それは、裸で涙を流している水銀燈でした。ここで今号終わり。

冒頭で、金糸雀のマスター「みっちゃん」登場。またキチガイかよ(笑)。ジュンと巴以外のマスターにはロクなのがいない…(巴はもうマスターじゃないけど)。マスターが一同に会した方が、人形どもよりよっぽど面白いものが見られそうです(笑)。まああり得ないでしょうけど…。

まだアニメしか見ていなくて原作を読む前、巴という女の子はてっきりアニメオリジナルのキャラだと思っていました。主人公ヒキコモリなのにあんな女の子が側にいるなんて変じゃねー?とか。でも、原作の巴はアニメ以上に重要なキャラだった…。