日別アーカイブ: 2006/09/24

駄目酒飲み日

前々からぽんす氏が、立石という実に飲んべえな町があるので行きましょうと誘ってくれていて、やっと都合がついたので行ってまいりました。

今日は彼に全てお任せでしたんですが、14時に待ち合わせて、まず最初に「宇ち多”」というモツ関係の店に。駅前の商店街の中でちょっとだけ探しましたが、メインの通りから一本脇にそれた通りの中にありました。

土曜は12時からやっているという剛の者な飲み屋ですが(笑)、14時15分くらいの時点で既に並んでいる人も。我々もその後に続きましたが、それほど待たずに入れました。中はさほど広くはありませんが、人はギッシリ(20人強?)詰まっています。お前等どんだけ昼間ッから飲みたいのかと(←貴様もじゃ)。

下調べをしたぽんす氏に従い、「梅割」なるものを頼みます。1杯¥170ナリ。まあこの値段だけでも十分驚きですが、頼んだ瞬間にグラスと受け皿が目の前に置かれ、宝焼酎の一升瓶からグラスが溢れるくらいに甲類焼酎がそのまま注がれ、申し訳程度に梅味の甘いアレがチロッと。えーと(汗)。割ってねえつーの(笑)。まあ別に酒が飲めない方では無いのでコレをすすりながらモツ煮と串を数種類頼んでみます。

モツ煮は、コンニャクやらゴボウやら一切入っていない、純粋なモツだけの味噌煮(¥170)。うまい。実にうまい。味噌は濃いですが、味付けとしてはちょうどいい。モツもやわらかく、臭みも無く、酒に合うこと限りなし。

少し待つと、レバー、カシラ、ハツが2本ずつ(各2本で¥170)。串に刺さっている一切れ一切れがでかい!通常のモツ焼きの倍くらいありますな。そして、文句なしにうまい。中は生焼けですが、それでちょうどいいくらい新鮮なモツです。みつぼに匹敵します(切れの大きさを考えたらみつぼ以上だな)。

この一軒だけなら↑の梅割を倒れるまで飲んだでしょうが、今日はわざわざ立石くんだりまでやってきたこともあり、数軒回る予定だったので酒はセーブ。一杯目の梅割を飲んだ後は瓶ビールでしのぎ、モツ煮をお代わりしたり串を追加して、一度退散。それなりに飲み食いしましたが、二人で小一時間居て¥2200程度。

しかし、店員の数は店の規模のわりに結構居ましたが、みな所狭しと常に動き回っていて頼んだ物が出てくるのも非情に早い。口調はかなり殺伐としていますが(笑)、でも不器用なだけで不愉快なわけではありません(きっと)。また行きたい。つーか、普通こういう飲み屋に出会うと「この店が近所にあったら!」と思うところですが、この場合「こんな激安で激ウマの居酒屋が近所にあったら人生終了確定じゃ!」です。近所に無くてよかった(笑)。中島らもの書いた「せんべろ探検隊」という本があり、「せんべろ」=「千円でべろべろ」の略なんですが実際に千円でべろべろになれる店なんてそうはねえだろうとか思っていました。しかしここなら確実になれますな(笑)。毎日千円でベロベロになった挙げ句モツ焼き食ってたらもう駄目人間の中でもかなり最下層まで行けます(笑)。

近所の公園で一休みして、次は「鳥房」。表向きは肉屋ですが、脇から入るとそこにはカウンターと座敷。本格的な飲み屋ではないので飲み物はビールか日本酒くらいですが、鳥関係のツマミが色々。売りは、鳥半身をまるごと上げた唐揚げです。16時開店で16時ちょうどに店についたのに、座敷はほとんど埋まり第1弾の唐揚げがほぼ完売とは一体(笑)。かろうじて我々の分の唐揚げが確保できるということで(第2弾は19時になるとのことだったのでラッキーでした)、座敷に上がってビールを飲みつつ色々つまんで唐揚げを待つ。

鳥刺しのポン酢や、鳥わさはうまいながらそれほどの感銘は受けませんでしたが、鳥からしというのがうまい。軽く茹でた?鳥の薄切りに白髪ネギを乗っけて、カラシを適量塗って鳥をまるめてネギをくるんだ状態でショーユをちょいつけて食べるというものですが、この鳥の食感が絶妙。鳥ポン酢や後ででてきた唐揚げなど、最初から味つけされているものに関してはちょっとしょっぱすぎの感がありましたが、これは元々味付けが無いのでちょいとショーユをつけてもサッパリしていて実にいい。他の店でもこういうのは出してほしいですね。

しばらくして唐揚げ登場。まあでかいですわ。店のオバチャンにばらし方を教わり、食べ始めますが…正直色々食ってきたのでキツかったです。何とか食べきりましたが、もう腹ん中がパンパンだぜ状態。こういう時、ビールは良くないですな。かと言って日本酒飲むとこれはこれで終了してしまうことが多いので、仕方なくビールをチビリチビリやってここも終了。

本当はもう1軒行く予定だったようですが、かなり限界に近づいてしまい、先ほどの公園に戻って一休みして、腹ごなしに歩いてみることに。ちなみに、2軒飲んでまだ18時です(笑)。途中で腹が落ち着いて良さそうな飲み屋があったらそこでいいか的に歩き始めたのですが…

…2時間半ほど歩き、そのまま浅草に到着(笑)。電気ブランのメッカ神谷バーに行ってみたんですが、満員だったので通り過ぎ、そのまま上野に行き、上野の飲み屋があまり思い当たらないので結局アキハバラまで来て某よこ家(笑)。あんだけうまいもん食った後にメイド喫茶かよというツッコミは、甘んじて受けます(笑)。でも、食い物はほとんど入りませんでした。ただただウォッカと焼酎を合わせて3杯飲んだだけ。でも、飲み屋として好きな店の一つではあります。アキハバラで飲むつったら、アレな属性を考慮に入れなくても僕は普通にここを選択肢の一つに入れてもいいと思ってます。「お帰りなさいませご主人様」的なチャラチャラは一切無いストイックなメイド喫茶ですし(笑)。

さすがにこれだけ飲めば十分。あとは京浜東北線に乗って帰るだけ…と、JRのホームに上がったら、前方から僕を呼ぶ声が。あれ、漫研のYさんでは無いか(笑)。こんな時間に合うとはなんたる奇遇。帰る方向が途中までは同じなので、じゃあ飲むかと(笑)。

結局、本日の本当の最後は王子のわたみん家になってしましました(王子でいい店を知らんので…)。まあ、ここも酒飲んだだけだったし(こういうチェーンの居酒屋で酒しか頼まなかったのって、実は初めてだったかもしれない)。

都合10時間ほど飲んだ、駄目全開な日でした。でも、年に数回はこういう日を設けたいな。駄目万歳。