11/6 今回は両親が一度四万温泉に行ってみたいということで、ご案内することになりました。ついでというかむしろこっちがメインというか、吾妻渓谷で紅葉も見ようということで。
10時発の特急草津に乗って、まず川原湯温泉へ。去年この時期に草津行ったときにここいらでとんでもない渋滞に巻き込まれまして、バスが2時間近く遅れたもんですからこりゃ電車以外の選択肢はあり得ないなということだったんですが…意外や意外、渋滞してねーw。ただ、ところどころにある駐車場はすべて満杯でした。人もけっこう歩いてた。
紅葉もちょうどいいとき、天気も晴れ、なんという完璧な日。燃えるような赤の紅葉ではありませんが、山全体が黄色とオレンジに染まって落ち着いた感じ。去年も(全く意識してなかったけどw)ちょうどいいときに恐山と奥入瀬の紅葉が見られたし、よかよか。
本当にアップダウンの激しい道なんですよね…。
鹿飛橋まで歩いて、道路歩いて帰ってきます。川原湯温泉駅から歩くと、行きは渓谷の中を道はキツいけど楽しんで、帰りは道路でサクッと帰ってこられるのがいいです。車を途中の駐車場に停めちゃうとこうはいかない。ここに関しては電車で来るのが正解!ですね。
2時間ちょい歩いて、川原湯温泉駅に戻る。次の電車は一時間後w。駅の脇のちっちゃい喫茶店兼そば屋兼売店で休む。
15:22の鈍行で中之条まで戻ります。よく考えると、これだけ吾妻線に乗ってて四万も2回行ってるのに、中之条で降りるのって初めてw。普段なら直通のバスありますもんねえ。
しかし関越交通、東京駅から四万温泉直通のバスは\3000なのに、中之条から四万温泉の路線バスが\900てのはどういうことだw。僕が今までに乗った一番高い路線バスでした…。
四万まで来たのは我々だけw。単に時間が遅かっただけです。なんせ2日くらい前にじゃらんでこの近辺調べたらほとんど宿無かったし。
バスの終点から、迎えの車に乗ってまた5分くらい。いつものメンツのときは、毎回お世話になっているつばたやさんですが(ここもすばらしい宿!)、ウチの両親は高っかいところに行きたがるので今回は「鹿覗きの宿 鶴屋」さん。日向見薬師堂のすぐ近くです。歩いていくのは結構大変。クマでるかもだし。
いやでもこれがすんばらしい宿でした。まあ、全16室中13室が露天風呂つきの客室で我々が泊まったのはその「以外」の方の3部屋のうちの一つだったんですがw。知らなかったしそこしか空いてなかったし。
大浴場は三つで全て貸切可能、お湯はもちろん四万のあの落ち着いたお湯が源泉かけ流し、湯上がりのロビーで牛乳とコーヒー牛乳飲み放題w。
すんごかったのは料理。全て野菜と川魚で、とても凝った品ばかり。いっつも何かしら文句たれてこっちをウンザリさせるウチの両親が最初から最後まで絶賛しっぱなしだったので間違いないw。イワナの刺身の湯引きとかもう信じられないようなおいしさ。メインは鯉のすき焼き。デザートは干し柿のアイスクリーム。朝食の焼き魚まで「鮎の一夜干しの開き」でした。こんなの見たことあります!?しかも、全部がいっぺんに出てくるのではなくて、一品一品できたてで持ってきます。遅いチェックインでしたが、最初に「18時の食事は申し訳ありませんが無理です」と言われました(いやもっと丁寧にねw)。部屋数も絞って、全て料理人が手作りで一番いい状態で出せるように気を配っているんですね。料理長の執念みたいなものを感じましたw。でも、やり甲斐あるだろうなあ。
メインの料理の写真撮り忘れた(泣)。
大体我々のようなビンボー人は高いところ行くと「ケッ」ってなりがちなですが、今回はもうどこも文句のつけようが無いw。文句どころか世の中にはこんなに努力している人がいるんだともう涙すら出てきます。僕ももっとがんばろう。
今日の午前中は街をぶら歩き。その前に、宿から街中まで車で送ってもらう途中、ゆずりは橋で止まってくれました。ここから見える山の紅葉が今回一番でしたね。さっき上げた写真の一枚。ついでに、ダムにも寄ってくれました。最初から最後まで親切丁寧な方ばかりでした。また来たい。