日記6/9

何か最近アニメ特撮のことしかマトモなネタが無い。要は生活の中にそれしか無いと言うことか…とほほ。しかし、今日も…

「ぴたテン」:今回は全くのオリジナルストーリー(まだ原作の単行本になっていない分は知らんけど断言する)。ドタバタコメディーであったり、原作にはない『天界のひみつ道具』が出てきたりとますます原作との乖離が進む内容でした…。

つい先日単行本の4、5巻を買って読んだのですが、読んで愕然。アニメ版はおおもとの設定をいくらか変えているのですが、その変えられた設定のまま今後展開すると単行本4、5巻の内容は全く成立しなくなってしまうのです。

アニメ版で変更された部分は、とりあえずワタシが気づいた範囲では以下の通り。

・原作では少なくとも4巻の中盤まで湖太郎は美紗が天使だと信じていない。その後も半信半疑ではあるが、否応なしに美紗の目的・紫亜の目的に巻き込まれていってしまう。アニメ版では初期の段階で湖太郎、天、小星が美紗が天使であることを知り、3人ともそれは信じている。原作では美紗が天使であることを知っているのは湖太郎と紫亜(とニャー)だけである。
・原作の紫亜は「魔界から捜し物を求めて人間界にやってきた悪魔」であるが、アニメ版は「人間界に修行にやってきた性格の良すぎる落第悪魔」である(説明は無いがそのように思われる)。ただし、悪魔であることはどちらの作内キャラクター達も知らない(原作では美紗の姉早紗だけは気づくが)。
・↑に付随して、紫亜の連れている猫「ニャー」の紫亜との関係が微妙に違う。原作では紫亜とニャーは対等に近い?関係だがアニメ版ではより「親分と手下」のような関係である(どちらもニャーの方が上)。
・アニメ版には原作にはない『天界のひみつ道具』(正式名称は知らん)が存在する(10話の中で2つしか出ていないが)。ひみつ道具は明らかにドタバタコメディーを演出するための小道具として使われている。

4巻の後半で美紗が本当に天使であることを知り驚愕する湖太郎、その後は、美紗と同居してマターリ暮らしていた紫亜が、自分の目的を果たすときが来たと悟り行動開始。
↑この展開、アニメ版では成立できません。特に5巻の後半は紫亜中心に展開しますが、紫亜の設定がそもそも違うので無理。表情も硬くなるのでアニメ版の声では間違いなくもの凄く違和感が出ます。

で、少しずつ「何故美紗が湖太郎の所に来たか」などが明らかになりはじめます。とは言ってもまだ説明できるほど明らかにはなっておりませぬが、おそらく「湖太郎は自分自身でも知らないが実は一度死んだ存在であり、死ぬ原因に美紗が関わった」というのが大筋なんでしょう。具体的にどのような事件があったかはまだ一切説明ナシですが。美紗のしゃべり方からも徐々に「?ッス」が無くなってゆく辺りからもこの辺の展開でシリアス感が増していることが分かります(笑)。
 この展開に関してはやろうと思えば出来るでしょうが、アニメ版の持つマターリ感とギャグは原作をはるかに超えておりますので、いきなりこの展開にしたら「南くんの恋人」どころでは無いやるせないラストになることでしょう。

原作は、おそらくもう長くは無いのでは?5巻のラストでかなり「決着つけるぞ感」を感じたんですが。6巻で終わっても全く驚きません。後は「美紗と湖太郎の過去の因縁(=美紗の目的)」「紫亜と湖太郎の過去の因縁(=紫亜の目的)」を描いて、その決着をつければ終わりでしょうから…。続けるとしたらジャンプ的に「何事もなかったかのように新しい展開」にするしか無いでしょうな(笑)。あとはやたらとこの決着の部分を冗長に描くか。

アニメ版は2クールでしょうか。もうすぐ峠を越しますが、一番気になるのは「アニメ版での、美紗が湖太郎のもとにやってきた理由」をどのようにするかですな。アニメ版の持つ雰囲気から、おそらく原作は踏襲しないでしょう。一体どんなラストになることやら。フフフ。

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