日別アーカイブ: 2005/11/15

てめえらの血は何色だーーーーー

「アニマル横町」
アニメのスタッフは無能か!!!!!
「どき☆どきマフラー物語」:珍しく原作通りに進んだと思った。おお、あの話はやっぱり原作通りで無いとねえ…と思ったら最後のオチが無い!!あれはあの「シベ超」もビックリの三段オチが無いと意味が無いじゃないか!!!!つーか、原作読んでなくてアニメだけ見たら当然の疑問が沸くだろう「アニ横の扉って持ち運び自由だったんじゃ…」。そう。それが原作の最後のオチ。おばあちゃんが引っ越しても、アニ横の扉をおばあちゃんに持っていってもらえばよかったんじゃんとあみに指摘されてケンタが絶望のズンドコに落ちて終わり。何故それを端折った!!!(話が分からない人もこれだけの情報をもとにちょっと想像すれば大体の話の内容は把握できると思います(笑))

いつもマフラーを首に巻いているケンタ。その理由をあんなほのぼの話にして、しかしながらただのほのぼの話で終わったらギャグマンガじゃないからあの三段オチにして、それで「ちょっといい話」をやりながらもギャグマンガの体面を絶妙に保ったものすごくよく出来た回だったんですが。原作は。

「どき☆どきイヨさん事件です!」:そして、後半は原作をうまーくアレンジしていました。最後の「やっぱりケンちゃんの愛の一撃がきいたってことよね」「愛とか言うな!」の部分だけがちょっと変でしたが、それ以外は原作と同じ部分も変えた部分もとても上手かったと思います。何なんだこの差。まあ、まだ見捨てなくてもよいということか。

それにしても、この話(記憶喪失ネタ)って原作の5巻で、その原作でも「こういうネタってもっと長期の連載でやるものじゃないのか?」ってツッコミが入るくらいだったのに何でこんな序盤に持ってきたんでしょう。「宿題スルンジャー」のときも書きましたが、どうも話の順番がメチャクチャな気がします。

本当なのか!?

黒田清子さん!!アンタ最高だ(庶民になられたのであえてこう呼ばせて頂きます)!!!!ウェディングドレスがクラリスのコスプレだったなんて(笑)!!!!もう今年一番の感動です!!!!いや茶化しているわけじゃなくて本当に。

(某ちゃんねるで見たので、もしかして嘘?)

月曜日が死ぬほど忙しかった件について

いや本当に忙しかった。予定では一体何をしようか迷うくらいヒマなはずだったんですが(笑)。気がついたら他の人の仕事に関わっていて気がついたらメインでやっていたとか。あちこちにクビつっこむのが好きなんですねえ、この性格(泣)。今週はアッという間に過ぎてしまいそうだなあ。

某パソコン雑誌を昼休みに立ち読みしていましたら、押井ナニガシ氏のインタビューが。元々ドタバタコメディが大好きなのに、ギャグをやると長生きできないと思ったのでそっちからははずれたということ。泣ける話は簡単に出来るけれど、本当に面白い話を書くのは難しい、と。

実は、故中島らもが全く同じことを氏のエッセイで書いておりました。彼はそれにつけくわえて「それなのに笑いを書いている人間の方が低く見られる」とも。僕は心の底からこのお二方に同意します。過去に若手のお笑いライブとか何度も見たりしましたが、笑いに対する反応ってのは本当に残酷です。お愛想で拍手をすることはできますけど、お愛想で笑うことって出来ません。つまんないネタをやると、場はシーンとします。あれはごまかせません。そして、本当に面白いネタってそんなにありません。

よくギャグアニメがつまらんとか書いていますけど、一番の原因はお笑いを書ける専門の脚本家や演出家がそれに携わっていないからだと思います。今のアニメ界でそれが誰なのかすら分かりませんが(笑)。元々ギャグを書いていなかったのに、最初に書いたギャグ作品から面白かった前川涼(「アニマル横町」の原作者)なんて相当例外です。

押井守は上にも書いたように「ギャグをやると寿命が短い」という感じのことを言っていましたが、これは誰か他の人も言っていました。確かにギャグ漫画家でずーっと(50歳過ぎても)売れ続けている人なんて、赤塚不二夫といしいひさいち以外に思い浮かびません(この二人は例外中の例外中の例外でしょう)。定期的に描き続けていてまだ面白いものが描けている人は、後は田中圭一(「ドクター秩父山」の作者)くらい?まあこの人は模写が本当に上手くて「手塚治虫ソックリの絵柄で下ネタマンガを描く」というインチキ技を持っていますが(手塚治虫ソックリというだけで面白い)。

人を笑わせることに生きるって、僕の憧れです。自分で描くと撃沈してばっかりだし…。悲しい。だからせめて「アニ横」頑張れ。