月曜日が死ぬほど忙しかった件について

いや本当に忙しかった。予定では一体何をしようか迷うくらいヒマなはずだったんですが(笑)。気がついたら他の人の仕事に関わっていて気がついたらメインでやっていたとか。あちこちにクビつっこむのが好きなんですねえ、この性格(泣)。今週はアッという間に過ぎてしまいそうだなあ。

某パソコン雑誌を昼休みに立ち読みしていましたら、押井ナニガシ氏のインタビューが。元々ドタバタコメディが大好きなのに、ギャグをやると長生きできないと思ったのでそっちからははずれたということ。泣ける話は簡単に出来るけれど、本当に面白い話を書くのは難しい、と。

実は、故中島らもが全く同じことを氏のエッセイで書いておりました。彼はそれにつけくわえて「それなのに笑いを書いている人間の方が低く見られる」とも。僕は心の底からこのお二方に同意します。過去に若手のお笑いライブとか何度も見たりしましたが、笑いに対する反応ってのは本当に残酷です。お愛想で拍手をすることはできますけど、お愛想で笑うことって出来ません。つまんないネタをやると、場はシーンとします。あれはごまかせません。そして、本当に面白いネタってそんなにありません。

よくギャグアニメがつまらんとか書いていますけど、一番の原因はお笑いを書ける専門の脚本家や演出家がそれに携わっていないからだと思います。今のアニメ界でそれが誰なのかすら分かりませんが(笑)。元々ギャグを書いていなかったのに、最初に書いたギャグ作品から面白かった前川涼(「アニマル横町」の原作者)なんて相当例外です。

押井守は上にも書いたように「ギャグをやると寿命が短い」という感じのことを言っていましたが、これは誰か他の人も言っていました。確かにギャグ漫画家でずーっと(50歳過ぎても)売れ続けている人なんて、赤塚不二夫といしいひさいち以外に思い浮かびません(この二人は例外中の例外中の例外でしょう)。定期的に描き続けていてまだ面白いものが描けている人は、後は田中圭一(「ドクター秩父山」の作者)くらい?まあこの人は模写が本当に上手くて「手塚治虫ソックリの絵柄で下ネタマンガを描く」というインチキ技を持っていますが(手塚治虫ソックリというだけで面白い)。

人を笑わせることに生きるって、僕の憧れです。自分で描くと撃沈してばっかりだし…。悲しい。だからせめて「アニ横」頑張れ。

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