情報量の差

例の飲み屋で、「名刺を作ってくれないか」と頼まれてしまいました。まあ、名刺もそれなりに作ってきましたので、快くひきうけることに。

昔、某社のレターヘッドのデザインを頼まれたときに、レターヘッドってもんがよく分からなかったので神保町の三省堂で分厚いレターヘッドデザイン集みたいなのを見たら、これが100年くらい前のアメリカのものばかりで全然参考にならなかったんですね。何故参考にならなかったのかというと、僕がやらなければならなかったのは、支社もある会社なのでレターヘッドの中に本社支社合わせて3ヶ所の住所電話番号FAXなどの情報を「さりげなく」入れなければならなかったのに、件の本に載っていたのは何せ100年ほど前のものだったので、地元にだけしか通用しないようなものしかなかったこと。「地元にだけ通用するようなもの」って、要するに住所なんて当然1ヶ所しか載ってませんし、その住所も「通りの名前と番地だけ」で、これだけ短いとこの情報もうま?くデザインの一部になるわけで、まるで会社が使うレターヘッドとは思えないほど「住所などの情報を含んだ上で実にステチなデザイン」ばかり。見ている分には楽しいものばかりなんですがこの現代には全然応用が利かない(泣)。

何がいいたいかというと、このケースならソレをやってもいいかな、なんて。でも聞いてると結構遠くからわざわざ来る人もいるようなんで、町名と番地だけとかは駄目かな。普通に作るか(泣)。

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