日記10/9の2

私が管理をしている東京外大漫研のHPのhtmlをいぢりながら思う。
「なんでWSYSYGエディタってどうしようもないhtmlしか吐き出さないの!<CENTER>とか<B>とかまとめられるのに一行一行ご丁寧に閉じたりnetscape composerはいらんところに 入れまくったり!
htmlというのは、文章の物理構造より論理構造を重視しています。まあどのような解像度でどのようなフォントで出力されるか想定できない以上そうあるべきなんでしょうけど。ただ、文章の論理構造を学校で習わない日本人は、なぜ<P>なんていうタグがあるのか理解できない人も多いのではないのでしょうか(単に表現するだけなら<BR>で代用できる)。
(まあ、日本の場合は400字詰め原稿用紙=固定ピッチフォント&表意文字の文化ですから、「文字のまとまり」というものをあまり意識しなくてもよいというのが大きいと思います。アルファベット文化はプロポーショナルフォント&表音文字文化ですから、「一文字」が持つ重みはほとんどなくあくまでも「文字のまとまり」が重要なので、段落というものの考え方や文章のアウトライン化などが重要視されるのだと思います。あくまでも私の考えですけど)
ですから、ハタ目には同じ結果がでても、その書き方は何通りもある場合があります。まあhtmlの概念を忠実に守った上で書けば正解は一つなんでしょうけど、そのおかげでWSYWYGエディタの類が吐き出すhtmlはそれはそれはすごいことになってしまっています。手動で最適化すれば半分以下になってしまうものもあるでしょう。私も最近は面倒くさいのでHPMANというフリーウェアで作ったものをそのまま使っていましたが(テーブルなんか手で書いてらんないし…)、少しは作った後に手で直した方がいいかも、と思い直しましたわ。
まあこれからの数Mbps?の転送速度の時代にたかだか数十KBを云々するのはバカげてるかもしれませんが、それでも全インターネットを通した「ムダ」はかなりの量になるのではないでしょうか。チマチマファイルをいぢりながらもう少しhtmlそのものに気をつけようなんて思いましたとさ。
注)WSYSYGというのは「what you see is what you get」の略で、乱暴に言えば「出力イメージそのままの形で画面上で編集できる」ということです。今では当たり前ですからもうこんな言葉死んじゃいましたけど。昔はコンピュータの能力がショボかったので画面上で可変サイズのフォントを表示するなんてことは難しかったわけですね。
本日の体重:78.2kg

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