ドグラ・マグラで駄洒落を書こうとしたが思いつかない

WX320Tで使える「青空文庫リーダー」というJAVAアプリがあったので、何本か小説をそれで読むのが最近の電車の中の定番になっていたんですね。とりあえず、青空文庫にあるホームズを全部読んだので(創元推理文庫版全部持っていますし、全話が一冊に収まった巨大な英語版も持ってますけど…定期的に読まないと忘れる(笑))何か無いかと探して目に留まったのが、夢野久作の「ドグラ・マグラ」。読んじゃいましたよ。たった今読み終わりましたよ。

先を読むのが得意でない自分が、珍しく「これかな…」と思った結末に似ていた。まんまじゃないですが。何故普通のストーリーの先が読めない自分が、こんなキチガイ話は読めてしまうのか(笑)。

つーか、結末は想像できても、結局話の全体像はイマイチつかめない(笑)。何を書いてもネタバレになってしまうからここでツラツラ書くわけにもいかないしなあ。でも、アレをまた最初っからなんて読みたく無いぞ。

Wikipediaには「本書を読破した者は、必ず一度は精神に異常を来たす、と称されている。」とか書かれてます。ネクロノミコンかよ。無名祭祀書かよ。まあそこまでは行かないにしても、確かに頭の中がハテナでいっぱいになります。

ストーリーはあくまでも主人公?に対して語られる形で進んでいきますので、どれが真実か、どれが真実でないか。正木教授は「狂人解放治療は成功した」と言ってますが、それは本当なのか。本当なら何故あんなことが起こった挙げ句、冒頭に無限ループするような終わり方をしてしまうのか(ああネタバレすんまへん…)。それが「成功」?自分の読み方が足りない?何か悔しい。いやーでもまた最初っからなんて無理無理(泣)。

全体は読まないにしても、ひろい読みはしてしまいそうだな…そして、パラパラひろい読みをしようとすると、携帯でやるのは苦痛以外の何物でもありません。本買うか…。現在のPCや携帯でものを読むシステムでは、人間様の散漫な、でも完全な散漫ではない「何となくこの辺が読みたい」という意志には応えてくれないのです。

そして、次の青空文庫テキストは「黒死館殺人事件」ですかね…どんどんキチガイになっていくな(笑)。

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