10/13 宮古

旅も4日目。考えたら、2泊以上するのって2年ぶりだったんですね。
あの時は青森&函館5泊6日。青森もまた行きたいなあ…

この日の夜をどうするかずっと迷っていて、結局盛岡に
泊まることにしました。まあ、盛岡に泊まるくらいなら別に
そのまま新幹線で帰ることも十分できるんですが、
もともと5泊6日の予定だったのが3泊4日ではアレだなあ…と
思いまして、半ば無理やり泊まることに。

せっかく宮古に来たので、浄土ヶ浜を見に行くことにしました。
バスに乗っていきますので、途中町の様子も見られるでしょうし。

平日の朝に、観光地に行くバスなどほとんど乗る人もありません。
僕を入れて3人。途中で乗る人もまばらで、最初から最後まで
乗ったのはこの3人のみでした。
僕以外の2人は「おじいちゃんと孫」といった体でしたが
あれも何故こんな平日に?

浄土ヶ浜まで20分くらいの間、やはり海沿いを通っていきました。
確かに津波の被害を受けている地域はあるんですが、
釜石に比べたら圧倒的に少ないように見えました。
ちょっとした湾の作りの違いなどで、
津波の威力が相当変化するということでしょうか?

浄土ヶ浜も津波でかなり瓦礫が出たようですが、
今は完全に綺麗になっていました。

天気があまりよくなかったのが残念…
真っ白の砂で、海の水も透き通ってて、
確かに極楽浄土に例えるくらい綺麗な場所だったんですが。
天気があまりよくない中で綺麗に写真を撮れるほど
僕には腕が無かった。

またバスに乗って、駅前に戻ります。
帰りのバスがほぼ僕一人だったので、
バスの中から被災した地域の写真を撮りました。

このガソリンスタンドは海岸から道路一本隔てたところに
あったものですが、ダメージの喰らい方からして
一体どれだけの高さまで津波が来たんでしょうか…。

ずっと見てきた中で、瓦礫が片付けられて平野になったところは
大体、既に雑草が生えていました。
津波をかぶったわけですから塩も相当含んでいるでしょうに、
グングン生えてきています。雑草は強い。

ここまでで、旅の目的は達成しました。
本当ならあとは帰るだけですが、盛岡のホテルも取ったので
まずは移動。

山田線に乗りたかったんですが、基本的に朝と夕方しか
走っていないようです。ほぼ通学用ですね。
そのかわり、バスが宮古~盛岡間を1時間に1本走っていますので
こちらの方が便利ですね。12時だとバスしか選択肢がないのでバスで。

前に書いたように、電車もディーゼルな上にルートが
電車バスでほぼ一緒なので、乗客数が少ないときはバスの方が
効率いいんでしょうね。本当は電車に乗りたかったなあ。
鉄ちゃんではないので、まあ別に日本の電車を乗りつくすとか
そういう目標とかは別に無いですが。

このバスは、型としては観光バスですが事前に乗車券を買うのではなくて
整理券を取るタイプ。なのに、途中の道の駅でトイレ休憩があったりします。
こういうのは初めてですね。

山間部を2時間走って盛岡へ。
盛岡は3回目ですが、結構久しぶりです。7~8年ぶり?

駅前は結構綺麗になったような…。
まあ、記憶があやふやなので何も変わっていないかもしれませんがw。

駅の地下で冷麺食べて、
宿に入る。一ノ関の居酒屋で会ったおばちゃんに
盛岡でオススメの居酒屋を聞いていたんですが、
なんとこの宿の向かい。もう動く必要もない。

夕方になるまで風呂入ったりして、
いざ居酒屋へ。
どんこのサシミ、ラム焼き、サンマ塩焼きに
カキの雑炊…。何とここにもホッピーが。
やっぱり黄色のラベル。

そして、あさ開寒造り純米吟醸。
本当はもっと行く先々で地元の日本酒を飲もうと
思っていたんですが、中々いいのに当たらなかったり
地元の日本酒を置いていない店だったりで、
ようやく飲めました。

これで、旅はおしまい。後は泊まって帰っただけですので…。

やはり、自分の目で現地を見に行ってよかったと思います。
僕らが食らった地震もかなり大きかったわけですが、
それでも目の前で人や建物がなくなっていくような目には
会わなかったわけで、どうしても実際に被災された人の
感覚とは同じにはなれない。

まあ、半年経ってかなり片付いた状態ではありますが、
いやむしろ片付いた状態だからこそ、
本当にあたり一面何もなくなってしまったのを見て、
やはりまだ何も解決していないのだと。

だから、まだまだ忘れてはいけません。

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